ネタバレ満載感想

記憶が薄れないうちに書いておきたいことがいっぱい。
まず、幸人の話す言葉に嘘はないということ。自分でも嘘は言わないと言っているけど脳の問題なのか思考の構造に嘘をつく機能がないというのが正しいのかもしれない。嘘はついていないと信じると(そっくり信じるにはわたしの性格は疑り深過ぎるんだけど)すごく気持ちが楽になる。時間の経過で少しわたしの頭の中が整理されてきた。1回見ただけですぐにわかってオールOK大好き♪と思える舞台の方が実は好みではあるけど(苦笑)ドラマだとどんなに難しくても録画してあれば見直せるからいいんだけど。


普段の生活の中で顔で笑ってあるいは笑わないまでも平気な顔で気持ちに反する事を言わなければならないことは比較的多い。それがないって、どんな感じなんだろうってわたしは思った。ごうくんが渾身の演技で見せた幸人のその感じをちゃんと受け取るのが今回の舞台のキーだったんだろうなと思うのだ。
ようやくそこから繋がったあのシーン。駅でうずくまったまま長い間数時間?(だったと思う)動かない少年がいたら居合わせた人は、おかしい、何か辛いんじゃないか。と考える。警察に通報だってする。でも、幸人が言うには、考えていただけ。そうなんだ。つまり動かないでいることは別に苦にならないんだろうし、膝を抱えて頭をうずめる姿勢だって本人には普通できっと楽なことなんだ。
ところがわたしは好きな人のそんな姿を見たら胸がつぶれる様な気持になる。その姿はわたしの許容量を突破していやだいやだと反発したわけだけど。幸人が静岡から東京へ向かう新幹線の中で床に置かれたスーツケースの隙間に座り込んだ時にちょっとほっとしたのはそういうことだったんだ。


辛くないんだったらよかった。。。

大阪公演が終わったら別の件を書いてみようかと思う。