舞台感想1回目(4・8マチネ)

夜中に犬に起こった奇妙な事件、開幕して初めての休演日。ごうくんはゆっくり息抜きできているといいなと願っています。お疲れ様です。
35歳のごうくんが力技で演じる15歳。確かに言うとおり10代の役者では難役過ぎるお芝居だと思った。疲れた疲れた。金閣寺の初見のあとと大差ない疲労感だけどデザートに甘いものをいただいた感じはあるので終演後のお客様の顔は明るかったのが決定的な差。もちろんデザート以外がつまらないという意味ではなく役者さんは皆熱演ですごい集中力を持ってチームワーク良くてとにかく引き込まれるせいで見る側が体力使ってどうするって思うけど使うのだ。軽い話ではないから笑いが少ない。更に苦手な理数系もたくさん出てくるので頭がクタクタ。ごうくんよく覚えたねって抱きしめてあげたい。



【以下ややネタバレ含みます】
だからなのかな。あの芸能ニュースで使われた部分の謎の「裏でコミュニケーション取っていた」「彼女」とか、そういうのアリ?やっちゃうんだ?的なあの演出。甘辛ミックスになって初めから親目線で見ていたせいでとても戸惑った。ただし観客が立ち上がりやすいのは確かで自然に立てたしざっと見た限り回りも半数は立ってた。ちなみに3階席にも目立った空席はなくてうれしかった。鉈切り丸(マチネ3階席)は結構前が空いていてびっくりだったんだ〜。好き嫌いで言ったら鉈切り丸の方が好きと今は思う。次を見たら変わるかもしれないけど。

カーテンコール前の本編の最後での台詞についてはまだ疑問?それは幸人がそう思っている、幸人はそういう考え方のできる子なんだとお話としてはわかるけど。世の中そうそう甘くないんじゃない?って知ってるから大人は悲しくなっちゃうよね。先生も素晴らしかったけどあんな先生がいたらいいよねって思ってしまう。ゴメンナサイそれを言っちゃおしまいだけど。
さっき親目線で見たと書いたけど、10年位前にドラマサイトで知り合ってよく掲示板やチャットで語り合っていた自閉症児のパパさんのことを思いながら見てしまったのだ。彼が見たら怒るかもしれない。いや慣れっこでだいじょうぶか。だって個人個人違うのだからこれはこれで自分とは関係ないと考えるかもしれないとか、そんな幻の隣席の友がいたので倍疲れたんだろうな〜。
ごうくんが今までのお芝居の経験全部をつぎ込んで演じるという意味のことを言っていたから見る側も人生経験の引き出し全開で見てしまったのでずっと忘れていた友人が浮かんでしまったようだ。次は誰にも遠慮なくファン目線で楽しまないともったいないかも。その日がわたしは最後になるのでみなさまのネタバレを読むのはその後のお楽しみにしようと決めました。