再びの47RONIN

見てきました字幕版47RONIN。最寄りの所は字幕版は夜しかやらないとわかってお隣の県のシネコンまで足を伸ばしました。こちらは東宝系なので永遠の0の予告もばっちり見られました。そうそう、今日の朝日新聞夕刊に准くんインタビュー!もう来週ですね。

さて今日の感想をさらっと。字幕版の方がおもしろいです。別に英語が聞き取れるわけではないけど字幕の監修が天地明察の作家さんというのも楽しみのひとつでした。たしかに時代劇っぽい誇りを感じる言葉選びでした。前回感じた衣装や仕草の違和感は全員英語のセリフを語っていることで薄らいでいるし、ナレーションの低音の声(英語です)が素敵だった。
赤西くんのセリフは「父上」(ファーザーでしたw)というのが多くてあまり長いものはないのだけどとにかくきれいだと思う。いろいろ厳しい場面で清涼剤として*1顔が抜かれるんだからファンは嬉しいでしょうね。そして同じくハリウッドデビューの柴咲コウちゃんも目力強い美人だし切ない演技が上手い。英語になると吹き替え版より声が高いのは緊張かな。その父(赤穂藩浅野内匠頭)役の田中泯さんの目力や存在感が圧倒的に強くて素敵。この方は本職は舞踏家だけどメゾンドヒミコ(映画です)でもコウちゃんの父役で共演しているので楽しみな俳優さんでした。もう期待以上!永遠の0にもご出演です。あと目立ったのが菊地凛子サンでもう妖術使いにぴったりでザ・ハリウッドって感じ。吹き替え版では本人が日本語をしゃべるけど英語の時の方がこなれていた。妖怪?巨大なクモに変化するあたりはちょっとどろろ(映画です)を思い出した。あと生首が登場するんですよ〜吉良の生首を大石内蔵助がみんなに見せるっていうね。ここでまた鉈切りさんに心が帰って行ってしまう。寝ても覚めてもってことじゃないけど時代劇を見たら今後もこういう現象は起きるんだと思いました。まとめると、いわゆる忠臣蔵ではないけどエッセンスは感じるし主人公カイの気持ちは十分伝わって良い映画だという結論に至りました。

*1:わたし個人の印象ですが何か?