舞台感想  その3 (2日経過)

下書きが楽しくてならない。そろそろ可愛いって言ってしまおうかしら。あのごうくんが可愛くないはずがないじゃないですか(爆)それはもう少し置いといて当日の自分を俯瞰して眺めた時、そこに居たわたし*1ほんとに今回の舞台ではごうくん以外のとこでかなり無理したんだ〜がんばったね!えらかったね、よしよししてあげたくなります。泣けてきます。周りの女性ファンの方にもそう思います。チケットに朱書でグロ警報必要でしょ。備えが無さすぎた。ごうくんは悪くないけど〜わたしの目は綺麗なもの可愛いものだけ見るためにあるんですっ。愚痴を吐き出すと残るのは愛おしさだけになった。これからずっとそれだけが残るのだと思う。全治2日の心の傷は回復したもよう。


家で見ている限り「バトル・ロワイアル」は嫌いじゃない。そっち系の舞台だと調整しておけばマシだったかもしれない。*2無知とは怖い物で今回ケラさんについて何も調べなかった。ただ知識として何年か前から新聞の演劇欄で取り上げられていたので外国人のような名だけど日本人なんだ、若者に支持されているんだ、と知ってはいた。ニナガワさんの作品も知らないまま*3初めて見た舞台がこれだった。求めている物が違うせいだと思うけど今回の舞台を見て(間近で見たから余計に)どうしてもグロさに気持ちが悪くなって嫌悪感が強くて参った。これが受けているのか〜という衝撃、いつも頭だけは若いつもりでいたけど現実に打ちのめされた感じ。*4リアルの方がずっとグロかったり恐怖にさらされたりするから、せめて映画や観劇では本来のファンタジーが見たいのだ。脚本家の予習をしなかった自分を反省すると共にケラ版を見てこちらに備えた方を尊敬した。


森田さん。わたしがずっとずっと見てきた応援してきた人はやっぱり出てきた最初から一目で「素敵でかっこいい。そして声も所作も可愛い。」と断言できた。聞き飽きたでしょうけど。それこそオファの理由のひとつでもあると思うけど。だって重そうな袋を運んでいるんですよ。袋から野菜を「じゃがいも、たまねぎ、(品目不明)」言いながら出していくんですよ。もうこのシーン最高でした。*5本当はとっくに並みの役者の域を超えていてもかれはずっとアイドルの森田剛と言われてしまうのだ。それも悪くないです!
最後にわたしの一押しシーン、自宅でトビーアスが作った食事をテーブルに置いておばあさんに食べようって言うところ。狙ったはずないけどものすごく色っぽい。そのセリフを思い出すだけでわたしは何でも食べられそうな気がする。冷めないうちに食べないとね。食べよう。そのトーンは金閣寺の「生きよう」に近いの。食べることは生きること。だから食べよう!

*1:好きな映画を並べるとわかりやすい。「食堂かたつむり」「オペレッタ狸御殿」「メゾン・ド・ヒミコ「めがね」かもめ食堂」「舞妓Haaaan」など。見た舞台と言えばSKD(松竹少女歌劇)を子どもの頃、高校時代はグループサウンズ、大人になってからはロックバンドとヴィジュアル系バンドだけなんだから

*2:たしかにブラックファンタジーとブラックと書いてはあったけど。

*3:わたしに向かない気はしていた

*4:戦後生まれですけどw

*5:本人はそこで評価されても心外だと思います。でも救いのない重い内容であるからこそ劇場まで足を運んで見に来たことを後悔させないことは大事なんだし。