こんなこと考えています

100%フィクションです。
長い妄想です。


【ある日のリーダー会議】
某シティホテルスイートルーム 摩天楼を見下ろす高層階
内廊下をはさんでクイーンサイズのベッドが2台入った寝室があるが、会議は大テーブルのある居室で行われる。
ドレスコードを意識してこぎれいなジャケット姿の美青年が部屋をノックして入る。
すでにテーブルの前に着席しているのが8歳上の同僚である。


ccリーダー「あ。すみません。遅れました」
tcリーダー「いや、まだ定刻4分前だからいいんだよ」
ccリーダー「じゃ飲み物でも」
tcリーダー「コーラならオーダーしといたけどよかったかな」
ccリーダー「・・・!」(はにかんだような笑顔でうなづくのみ)

(定刻30秒前に飲み物が運ばれて室内は2人きりになる)

tcリーダー「進行はまたじゃんけんで決めよっか」
ccリーダー「はい。 さいしょはぐっ!」
(延々とあいこが続き3分経過・やっとパーを出したccリーダーの負けで進行役になる。もっとも、二人きりの会議に司会が必要なのかが問題だが)


ccリーダー 以下cで略「案件は10あります」
tcリーダー 以下tで略「そんなにあるのかよ」
c「簡単ですよ。これマネージャーの遊びみたいですよ」
t「はいはい」
c「10番目は・・・」
t「お前ほんとに頭いいな」
c「(内心喜ぶも平静を装う)だてに15年やってませんって」
(tが長い足で素早く軽やかに歩いて、テーブルの反対の席のcのうしろに回り、頭越しに紙をのぞきこむ)

t「字書くのも早いしな。もう9項目書き終わってるし。短いけどな」
c「あなたの考えそうなことはわかるんです。同じこといつも考えてるから、ぼくも」
(tは真剣に内容をチェックしている演技で誘惑に抵抗する)

t「まさかと思ったけど、これ読むとさ、正しいよ」

(至近距離で目が合ってしまい、お互いにどぎまぎしてそらす。いまさらだけど。)


c「カメラ・・・?」
t「なに?」

c「隠しカメラがあって、マネさんが全部見てるのかな」
t「もうそれ、ないと思うよ」
c「そっか〜 そういうこと、いっぱいやられてきたから、不信感強くて」
t「誕生日のとか?」
c「あ。ついにあなたと思い出話をしてしまった。あ〜。それだけはしたくなかったのに」
t「だよな。取材で15年を振り返ってとか言われたせいじゃない?」
(隣に座るt 真剣に見るcは次の言葉を待っている)


t「え?」
c「え、って?え?」


(照れかくしに10番目の案件を読む)


c「前の3人とダンスをそろえる件。カッコマル秘、なんで(秘)二人しか見ないのに」
t「俺さ両隣がお前らだからがんばってるんだけど」(軽く、お前ら、を強調)
c「ぼくが早すぎないようにって注釈がある」
t「1対5に見えないように前の方を見て加減しろってことか」
c「インザウインドの教訓」
t「しっかりビデオに残ってるって言う、しかもべりハピだけでなくベストライブにもあそこ使われてみんな喜んでる」
(cは自分で振ったことを棚に上げ、またその話かと苦笑する)


t「両方とも入手困難らしいよ」
c「人の不幸がみんな好きだよね」(タメ口に気付き内心ドキドキするcにtは全然気付いていない)
t「表情が素なんだよ。演技しろよっていう教訓」
c「できるか〜〜〜」

t「できなくてもするのが俺たちさ」(立ち上がっていきなりかっこよくターン)