大河・時忠だからできること

三十八回。「平家にあらずんば人にあらず。」時忠はゆっくり繰り返して2回言ったのです。1度目は兎丸に2度目は自分自身に言ったのでしょうか。哀愁と決意に満ちていてあのIZOの田辺さん(武市)のために働く姿に重なりました。それはよく森田さんが言っている監督のために演出家のために自分の体を使ってその人たちがやりたいことを表現するという生き方にもリンクするのです。だから時忠になりきれるのかな。純粋な気持ち伝わりました。我らが殿、清盛のためにあそこまでやっているなんてすごいと思った。時子にだけはわかって誉めて欲しかったのにがっかりだったと思います。あのシーンの表情たまりませんね。でも時子は弟や夫が恨みを買い過ぎることを心配してるんでしょう。責めているのではなく心配からの「やり過ぎでは」に聞えました。


時忠はいつになく長台詞が多かったので見ているだけで緊張してしまいました。色々なシーンの迫力に胸がしめつけられかけたけど、外からは台風の吹きすさぶ風音(古い木造家屋ゆえ)、そばには夫がいるというシチュエーションでは集中は無理ですねw
翌日録画(地デジのほうで録っている)を見たら昨晩は気にならなかった台風関連の情報が画面を囲んでいて唖然。すぐ土曜の再放送を予約しました。リアルで見たのは6時からのBSだけだったので台風情報はなかったのかもしれません。違う? あっても目に入らなかったのか全く記憶にないです。
徳子の婚礼のお祝いの歌ったり踊ったり笑顔満載の平家一門の席に時忠はいませんよね?仕事で忙しいからかな。明暗くっきりの対比ということかなと。孤高の悪役時忠は森田さんにぴったりです。兎丸は守るものを持っちゃったから弱くなってしまうかも。見た目はかなり怖いんですけどw


繰り返し見ていて森田さんに赤い羽根の衣装はきっと似合うだろうな〜と思い始めました。あと、白塗りのこどもって怖いなとかもすごく思います。ホラーか?って。あの集団に男の子の姿が無い気がするのですけど。女の子しか入れないの? 悲しかったのは禿がかむろと読めなかった自分(泣)。でも気にしない。とても気になるのはヘッドらしい女の子?(ちょっと年が行っている)がいつも時忠のそばにいることですけど。だれ〜???