大河・時忠がいっぱい

今週の大河三十三回。すでにほとんど皆さまが書いて下さったと思うけど、森田さんファンは大喜びの回だった。冒頭のこれまでのあらすじ的な部分に大きく時忠の顔が出たことは初めてかもしれない。それだけで凄いと感動してしまった。そして今回珍しくだれも死ななかった。大河を見ていてずっと参っていたのは毎回誰かしら顔を覚えた人が死ぬのだ。一回分の放送で数年が経過するので仕方ない部分もあるけど、戦時でなくても病気とか事故とか老衰とか死因は何であれ(刑事ものや医療もののドラマが好きなものですみません)とても重苦しくなるのがいやだった。
だからわたしはちょっと構えて入り込まないようにセーブして見ていたのだけど今回は特別に明るくおもしろく感じた。たまにはいいと思うな〜。1回目は警戒しながら見ていて終わって無事クリアした気分だったけど2回目からは存分に楽しめた。


滋子の貫録に圧倒されたのか言葉もなく頷くことしかできなかった時忠。すごく愛おしかった。時忠の表情や動作を見ているだけで兄妹それぞれの時間の経過を実感できた。シーン変わって一族そろったお祝いの席では盛国の「口の悪さは天下一品」のつっこみに「そう誉めるな」とクレヨンしんちゃんばりの返しをしたのと同じ人とは思えない。どっちも素敵だった。
今までにないほど今回は他の人がアップになっているうしろに時忠がいることが多くて、焦点はあってないけどしっかりお芝居をしているのが見えて楽しかった。今後もこんな風にこれ以上にたくさん出てくれるんだろうな。とっても楽しみ。