時忠のぬか喜び

本では時忠の名前はなかった十五回。読んでいてちょっと冗長に感じた西行さんちのエピソードを盛国が目をパチクリさせるところで止めて時忠をはさんでみたら、、あらら時子の清盛への思いがはっきり伝わる素敵なシーンができました。男くさくて殺伐としている話の中で時子は欠かせないきれいな存在に思えます。*1


その姉に話しかけた時の一瞬のやさしい笑顔かわいかったなぁ。時忠はすごくお姉さんが好きみたいでちょっと妬けます。なんだこいつ、思ったことそのまま言う奴なんて現実にはいないぞ的な感想は打ち消して森田さんの役回りを楽しみます。それに言っちゃいけないと口にチャックしたらテロップなしには進行しなくなってしまう。無声動画じゃ森田さんの素敵な声が聞けませんよ。そんなことより源氏の巻物を拾い上げた時の手の甲の筋、見ました?今回はすごく短い登場シーンだから「一時停止」からのスロー再生を凄い回数繰り返しています。


先週は盛国上川さんに「そんな馬鹿なことを申すものではありません」と言われ、今週は時子お姉さまに「つまらないことを言うのではありませぬ」と言われてしまう時忠くん。。なんでもストレートに言える役はあまりストレスが溜まらなくて森田さんにはラッキーでした。時忠は源氏物語を読んでいたようでよく引き合いに出すけど「あれのどこが光る君にござりますか?!」とあれ呼ばわりにはちょっとおどろきました。一緒に否定して欲しかったのね。「確かに思い描いていたお方とは違います」と言われ「でしょ?」って嬉しそうだった。でも残念!かえって守りたい気持ちを募らせてしまったのでした。これで時忠も時子がそういう覚悟ならと袖を噛んで諦めた・・かな。まだ食い下がるのかしら。来週も軽く時忠をはさんでくださるように願っています。

*1:ちなみに深キョン好きです。かなり若いころのドラマから見ていますが下妻物語(映画)や富豪刑事など特に好き。