大河につっこんでみる

三十九回。また死者が出た。あの羽根に武器になるほどの針が仕込まれていたなんて知らなかった。毒でも塗ったのかな。
いままで禿が征伐したのは貴族だったから弱くて簡単に時忠の前まで連れて来られたのだと思ってた。命までは奪わなかったと思うし。おやじ狩りじゃないけど大勢の無表情のこどもに囲まれたら絶対怖いと思う。時間の経過でエスカレートしたのだろう。でも相手が弁慶の時は威嚇しただけですぐ引き揚げた。だからもし強い相手だったらどうするんだろうと不安だったので武装強化するのは自然の成り行きだと思う。
そして禿の長が聞いていた兎丸の話だけど、そこだけ聞いたとしたら宋の船を襲うなど清盛に反抗しようとしているように聞こえた。自虐的な冗談が通じないこどもだからこその行為だったとすごく腑に落ちる。
時忠からの直接の指示はなかったかもしれないが、この人には手を出すなという例外の指示も出してないはず。そんなのあってはいけない。しかもその禿の長には兎丸は先週いとしい時忠にいちゃもんつけに来て一喝された男に見えたはず。いとしいかどうかは置いといて彼らにとって私利私欲で動いていない時忠は善であり救いであったはず。と、わたしは信じてきたので兎丸がいい人で時忠が悪い人と言われるのが不満だ。


しつこいようだけどうさぎさんルックス怖すぎるししゃべりが下品だから何を言ってもいい人に見えないんですよ。残念。時忠も髭を剃って美形をあらわにしていたらもっと視聴者から同情や共感を貰えたと思うなぁ。西行さんきれいにしてるんでうらやましいんです。これからどうなるんだろう。時忠可哀そう。可哀そうな役が似合うんだ、また(笑)。火も似合うわぁ。こどもたち全員の衣装をはがして燃やしちゃったのかしら。赤の衣装の禿が歌いながら歩いて行っていきなり踊りだしてセンターに時忠がいたらかっこいいのに!妄想はふくらむ。ミュージカルだってできる平家一門。時子がタンワータンワーバイトが君に〜って歌いあげて時忠と頼盛が踊ってブラザートムの息子さんやらつるべさんの息子さんが演奏するの。後白河さんは遊びをせんとやって繰り返しそこに聖子ちゃんがかぶって入って。。。西行さんもCD出してたっけ。一緒に歌ってもらおう。サダヲさんが生きていてくれたらボーカル任せられたのに残念。あとはあとは?


話を戻して、あんまりうさぎさんにやさしくない感想になるのは、過去のあの場面のせい。わたしにとってはあまりいい思い出ではない。カイゾクオウニナルというどこかで聞き飽きた台詞に引きまくり嘲笑してしまったので。偶然とは思えなくて何を狙ったのやらあれは大きなミスだったんじゃないかな。
台詞は置いといて、あの場に立ち会って今も出ている平家側主要人物は盛国だけかなと思っているけど、そこに居なかった時忠にはその二人の絆などはあまり理解できていない気がする。ただ兄にタメ口できる男で兄も盛国も咎めないのでそれなりの重要な人だと感じていただろうけど。先週平家にあらずんば人にあらずじゃ、と言った時忠はお前も自分も平家(本流の)じゃないけど、でも清盛と一緒に歩くんだよね、と内心考えていたと思う。今は自分の決心の方が勝っていたと思っているのかな。禿にどういう態度をとるのかあの子たちどうなるのか来週もドキドキしそう。


[追記]レコーダーの録画残量確保のため数回見たら時忠シーン以外削除してしまうので記憶が頼りだけど。今回最後の所で一年後に泊が完成したという話をしていた気がするので、禿のその後談まで丁寧にしてくれないかもしれない。予告では滋子に異変があるみたいだし。禿はどうなるのかってあまり考えないようにしよう。でも、時忠はどうなるの?早く次が見たいけど終わるのが寂しい。


余談だけど、禿って他の読み方の方が一般的ではありませんか?わたしがこの漢字を知ったのは「禿同」激しく同意というネット用語だったんですけどw